近所のダイズ畑で、イヌタデの花が咲いています。
色鮮やかなピンク色の花が、列をなして並んでいて、見ていてとてもきれいです。
このイヌタデの「イヌ」は、役に立たない、という意味で雑草にはよく使われます。
イヌには失礼極まりないですが、同時に親しみやすいイメージもあるので、イヌさん、気を悪くしないで下さい。
で、この役立たずのタデに対して、役に立つタデはヤナギ
タデという種類の一年草です。
発芽したばかりの若芽を、刺身のつま等にします。
辛み成分が強く、「タデ食う虫も好きずき」ということわざにもなっていますね。
余談ながら、ネパールではタデの葉を川に流し、その辛味成分で失神して浮かんできた魚をとる、という漁法があるそうです。
恐るべし、タデの辛さ。
それはともかく、タデ科の仲間には、麺にするソバとか、染料にするアイとか、独特の使用法の植物が多いです。
これらに比べ、イヌタデは確かに、直接的に生活を便利にするような利用法はありません。
が、何よりも見た目の美しさに心が和みます。
そして、別名のアカマンマ(この名前も素朴でいいですね)の通り、子供のままごとのご飯粒役として、しっかりと利用されます。
心を和ませたり、子供の遊び道具になったり、間接的に日々の暮らしを穏やかにゆったりとするところは、やはりイヌという名前がふさわしいですね。
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