2011年9月1日木曜日

イヌタデ

近所のダイズ畑で、イヌタデの花が咲いています。

色鮮やかなピンク色の花が、列をなして並んでいて、見ていてとてもきれいです。

このイヌタデの「イヌ」は、役に立たない、という意味で雑草にはよく使われます。

イヌには失礼極まりないですが、同時に親しみやすいイメージもあるので、イヌさん、気を悪くしないで下さい。

で、この役立たずのタデに対して、役に立つタデはヤナギ
タデという種類の一年草です。

発芽したばかりの若芽を、刺身のつま等にします。

辛み成分が強く、「タデ食う虫も好きずき」ということわざにもなっていますね。

余談ながら、ネパールではタデの葉を川に流し、その辛味成分で失神して浮かんできた魚をとる、という漁法があるそうです。

恐るべし、タデの辛さ。

それはともかく、タデ科の仲間には、麺にするソバとか、染料にするアイとか、独特の使用法の植物が多いです。

これらに比べ、イヌタデは確かに、直接的に生活を便利にするような利用法はありません。

が、何よりも見た目の美しさに心が和みます。

そして、別名のアカマンマ(この名前も素朴でいいですね)の通り、子供のままごとのご飯粒役として、しっかりと利用されます。

心を和ませたり、子供の遊び道具になったり、間接的に日々の暮らしを穏やかにゆったりとするところは、やはりイヌという名前がふさわしいですね。

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