2009年9月11日金曜日

えひめAI


えひめAIをご存知でしょうか?

台所や浴槽でのお掃除に使用する液体で、テレビコマーシャルでも
流れているそうです。見たことはありませんが。

産業用と家庭用とあり、それぞれ「えひめAIー1」、「えひめAIー2」
という名前になっています。
(以下、えひめAIと表記します)

初めてえひめAIを知ったのは、雑誌「現代農業」を読んだ時で、
これを使って野菜づくりをしている人の記事が紹介されていました。
記事によると、野菜の育ちが良くなるそうです。

そこでこのえひめAIを調べてみました。

まずメリットとしては、自分で安価に作れます。

詳しくはググってもらうとして、簡単に言えば、ドライイースト、
納豆、ヨーグルトを砂糖水に混ぜて菌を培養するだけです。
どれもスーパー等で安価に手に入ります。

さらに、二次培養すれば、納豆とヨーグルト代も節約できます。

私はコスト意識がとても高いので、安いのはとても魅力的です。
(決してケチというわけではありません。)

ちなみに、えひめAIを使うまでは、木酢液やらアルコールやら
ニンニクやら唐辛子やら色々と混ぜて使っていました。
これの効果は、正直なところ、よくわからなかったです。
農作業を始めたときから使っていたので・・・。

これを使っても、病気は普通に出ていましたし、虫にもいっぱい
食われていました。

木酢液の効果がない、というよりは、私の農業技術が未熟な
ことが最大の原因と思います。

なにはともあれ、そういうことで使ってみることにしました。

最初に使ってみたのはイチゴです。

イチゴは蜂が花粉を運んで実をつけるため、あまり強い農薬は
使えません。
さらに、5月の終わり頃になるとアブラムシが発生しやすく
なりますが、収穫中で農薬が散布しにくいという問題があります。

えひめAIなら元々は食品だったし、そう問題ないだろう、と思い
散布してみました。
飲んでいる人さえ、いるようでしたし。
(注:えひめAIの製造を紹介しているホームページでは、
飲用厳禁となっているので、まねしないでください)

使った感想は・・・




驚きでした。

それまで横に垂れていたイチゴの葉が、えひめAIを散布した翌日は、
立っているのです。

そして、収穫後半では、いつも発生していたアマコが出ません。

これはいい!と思って、他の野菜にも使ってみました。

効果が実感できたのは、ナス、トマトなどの果菜類です。
使っていなかった昨年と、使い始めた今年を比較してみると、
だいたい収穫量が3割くらいに増えました。

味についても、家族の評価では上々です。
もっとも、他にも色々と作り方を変えているので一概に比較できませんが。

一方、あまり改善効果が感じられなかったのはエダマメ、
インゲンなどのマメ科の野菜です。

理由としては、えひめAIに含まれる乳酸菌、納豆菌などの微生物群が
土中で優勢となり、根粒菌の活動が抑えられた結果、チッソ供給量が
低下したため、と推定しました。
(未熟な百姓見習いの稚屈な考察なので、本気にしないでください。
本当の理由をご存知の方は、お教えお願い致します。)

何はともあれ、全体的には十分満足できる結果と考えています。

そこで調子に乗って他にもいろいろと試してみました。
(以降は、農業とは全く関係のない話です)

まず、風呂の残り湯に入れて湯船がきれいになるか試しました。
(こちらが本来の使い方。順序が逆ですね。)

結果は、あまりよくわかりませんでした。
まじめに毎日入れていなかったからかな?
(←自分で掃除をしなかったからでしょう、と妻の声)

次に、金魚の水槽に入れてきれいになるか試しました。
とりあえず数滴たらすしてみると、水が見事に白く濁りました。
これはまずい、と思いましたが中の金魚は平気な顔をしているので、
そのままにしておくと、一週間くらいで水がきれいに澄んできました。
感動ものでした。

金魚とは別に飼っていた(過去形)、メダカの水槽に入れたら?

こちらは痛恨の大失敗です。
液をたらしたときに、メダカが餌と勘違いしてえひめAIの中の
オリのようなものを食べてしまいました。
そして翌日は白い腹を見せて浮かんでいました。
合掌。

次に、歯磨きのうがいで使えば歯やのどにいいか、です。
(飲んではいけない液です。多分うがいもだめなのではないかと思います。
真似しない方がいいのではないかと思います)
結果は、自分では口臭が減ったような気がしました。
のどの方は、あまりよくわかりません。
とりあえず使っていた間、風邪は引きませんでした。短い期間ですが。

そのうち、乳酸菌が歯のエナメル質を溶かす、という話を知人から
聞いたため、中止しました。

最後に整髪剤として。

えひめAIを頭につけると、乳酸菌が脂質を分解して頭皮を
清潔に保ち、育毛剤として使えるのではないか、
との発想です。
きっと育毛が促進されるだろう・・・
いや、促進されて欲しい。
それが無理でも、せめて脱毛が止まって欲しい!
絶対止まって欲しい!!
あと10年くらいは髪の毛が残っていて欲しい!!!

と、切なる思いで試しました。
そしてその結果は?????




私には効果がありませんでした。

のみならず、妻に「頭がくさい」と言われました(爆)

その2に続く

作り方とここの菌の働きについてはこちらをどうぞ

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