稲刈りも終わり、あちこちで田んぼに多量の籾殻が積んであります。
籾殻はいろいろと利用できる優れものです。
まず、土に鋤き込むことにより、水はけが良くなり、土が柔らかくなります。
特に、団粒構造がまだ出来ていない土壌には有効です。
堆肥の材料にも使えます。
ただし、水に馴染みにくいので、他の材料に比べて時間がかかるという欠点はありますが。
焼いて炭にして、カリ肥料にも使えます。
私がよく使うのは、マルチ代わりとしてです。
普通のマルチと同様に、保温や保水の効果があります。
ただし、注意点が二つあります。
一つは、籾殻にはアブシジン酸とか、モミラクトーンフェノールといった発芽抑制物質が含まれていることです。
種を直播きして、周りに籾殻をまくと、うまく発芽しないかもしれません。
もう一つは、風で飛びやすいことです。
これを防ぐためには、籾殻の上にさらに米ぬかをパラパラと振りかけます。
接着剤代わりになります。
先日、子供と一緒に散歩していたら、近所の専業農家の方に声をかけられて、籾殻をいくらでも持っていてくれ、持っていく時に一々声をかけなくてよい、黙って持っていってもらって構わない、と言われました。
お百姓さんの側でも、籾殻は大量にでてくるので、全てを積極的に使いこなしている人は少なく、処分するのも大変なようです。
私も別ルートでもらっているものの、こうして声をかけられたからには別途もらわないわけには行きません。
でも、菓子折りの一つくらいお渡しすべきなのかもしれないな、と迷っています。
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