カタバミはクローバーに似た、ほふく性の小さな植物です。
私が農作業を始めて間もない頃は、畑に生えていたカタバミをクローバーと間違えて、緑肥になると思ってわざわざ残して草刈りをしていました。
でも実は、駆除の困難な雑草でした。
土の中に太い直根があって、茎から上は簡単に取れるのですが、根っこが残って直ぐにまた生えてきます。
結構イライラきます。
クローバーと似ていますが、よく見比べてみると、カタバミは葉先が欠けた、ハート形になっているので見分けられます。
また、花の色もクローバーは白なのに対して、カタバミは黄色です。
カタバミは、漢字では「片喰み」と書きます。
名前の由来は明らかではありませんが、ハート型の葉が、先っぽを少し食べられたように見えるため、とか、夜になると葉が閉じて片方が食べられたように見えるため、などと言われています。
カタバミの面白いところは、多面的に様々な成長戦略を持っているところです。
種はサヤの中に収まっていますが、人間や動物がちょっと振動させると、さやがはじけて実が飛び出します。
しかも、サヤの中の粘着物質が一緒に飛び出て動物の体にくっついて色んな場所に運ばれていきます。
根は、上述の通りしっかりと張っていて、簡単に抜き取る事ができず、茎が抜かれてもすぐ再生できます。
そして、最も特徴的なのは夜になると葉や花が閉じることです。
これは、夜に放射冷却で熱が逃げるのを防いだり、花粉がムダに飛び散るのを防ぐためと考えられています。
このように様々な仕掛けを凝らしている甲斐あって、カタバミは非常に強い草で繁殖力も旺盛です。
昔の人はこの草を見て子孫繁栄を願ったのでしょう、家紋としてよく使われています。
有名なところでは、戦国武将の長宗我部元親や、最近では田中角栄の家紋などがカタバミをあしらった図柄です。
ところで、カタバミは夜になったことをどうやって感知するのでしょう?
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