2010年6月24日木曜日

えひめAIの効能、その1

ここのところ、微生物のについて調べています。

このように調べてきた動機は、私が愛用しているえひめAIがどのような働きをしているか知りたい、と思ったことによります。

こうして調べて行くうちに、それなりに理解が深まりましたが、ますます分からないことも増えてきた感もあります。

でも、ある程度書く材料も集まってきましたので、中間報告的な意味合いも兼ねて、これまで分かったことをまとめてみたいと思います。

前回までに述べたことと一部重複しますが、ご容赦下さい。

まずは、そもそもえひめAIとは何か、という復習から。

これは簡単に言うと、納豆菌と酵母菌と乳酸菌を培養した液で、環境浄化資材として開発されたものです。

これを植物に散布すると、生育が促進されたり、害虫が付きにくくなったりするという報告があります。

具体的な効果については例えば、私のブログでは、ここに書いてあります。

 えひめAIについて

あるいは他の方でもこれを用いている方は大勢いらっしゃるので、そちらを見ていただければと思います。

植物や土壌に与える効果についてですが、まず個々の菌の特徴や働きについて述べます。

まず最初に乳酸菌。

2〜8ミクロンくらいの細長い菌です。

ヨーグルトやチーズ、ぬか漬け、キムチ等に利用されています。

乳酸発酵により糖や他の有機物を分解して乳酸を生成します。

また、乳酸が酸性なので、pHを低めて有害菌の発生を抑える働きがあります。

さらに、酸性化することにより、土壌中で固形化されているミネラル分を溶かし、植物に吸収しやすくする働きもあります。

次に納豆菌。

2〜3ミクロンくらいの細長い菌です。

枯れ葉等によく存在する、枯草菌の一種です。

納豆は蒸したダイズをこの菌で発酵させたものです。

タンパク質を強力に分解します。

また、ナットウがタンパク質を分解した物質はネバネバで、これにより土が団粒化しやすくなる、とされています。

灰色カビ病やウドン粉病を抑える働きがあり、これを用いた微生物農薬も市販されています。

最後に酵母菌。

5〜8ミクロンくらいの球状の菌です。

アルコール発酵しますので、各種のお酒に利用されています。

ただし、アルコール発酵するのは酸素のない条件の時だけです(嫌気発酵)。

酸素がある条件では、糖や他の有機物をエサにして、アミノ酸や有機酸、ビタミン等を作ります(好気発酵)。

アルコールは殺菌力がありますし、また、アミノ酸やビタミンは植物に取り入れられます。


以上、3つの微生物について簡単に特徴を述べましたが、こうして見ると、個々の菌自体が植物によい働きかけをしていることが分かります。

えひめAIはこれらを3種を同時に含みます。

それでは、これらを単独に用いるよりも、一緒に用いる方が有利な点があるのでしょうか?

これは次回に回します。

→えひめAIの効能、その2へ

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