私の畑で猛威をふるっている雑草といえば、メヒシバ、ススキ、スズメノカタビラ、等々イネ科の植物が多いです。
エノコログサもその一つ。
やたらと沢山生えてきて、厄介な雑草の一つです。
といっても、この草に関してはあまり腹が立たず、むしろ親しみが感じられるのが不思議です。
人徳ならぬ、草徳でしょうか?
名前のエノコログサは、狗尾草と書き、子イヌの尻尾の草という意味になります。
言うまでもなく、穂の形から連想したものです。
また、別名はネコが穂にじゃれつくことからネコジャラシ。
二大ペットのイヌ、ネコ両方の名前が冠されており、親しみがわくのも当然かもしれません。
ついでに言うと、英名はfoxtail(狐の尻尾)で日本名と似たような由来です。
花言葉は、遊び、愛嬌。
親しみやすいイメージは洋の東西を問わず持たれているようです。
エノコログサには、これを用いた色々な利用法があり、このことも親しみ深さの一因と思われます。
一つは食用です。
雑穀のアワは、エノコログサと同じ種類に属します。
というか、エノコログサの改良によって作られたものと考えられています。
従ってエノコログサも、実を食べることが出来ます。
煎ったり、天ぷらにしたりするとおいしいようです。
食用の他、もう一つ欠かせないのは遊び用。
ネコをじゃらして遊ばせるのは定番ですが、人間の子供の遊び道具にもなります。
いくつか例を挙げると、
1)穂を切り取り、親指と人差し指で輪っかを作ってその中に穂を逆さに入れ、軽く握ります。
そして、握ったところを振動させると穂がニョキニョキッと出てきます。
2)穂を切り取って机に置き、端っこの方を指で押さえると前に進みます。
何人かでレースをして遊びます。
先日、畑に生えているのを子供にとってきて、やり方を教えると、無心でひたすらニョキニョキさせていました。
単純ですが、面白いのでしょうね。
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