2012年3月28日水曜日

鳩害について、その1

毎年、鳩害に苦しんでいます。

4月に大豆を植えても、発芽した頃にハトにきれいに食べられてしまうこともあります。

庭先で育苗している時も、色んな野菜の苗を食べたり、育苗ポットをひっくり返されたり、やりたい放題されます。

こんなことが続くと、日頃は温厚で知られる私(ウソ)も、さすがに堪忍袋の緒が切れます。

許さん!

と駆除しようと思いますが、そうは問屋が卸しません。

世の中にはびこる悪法のせいで、滅多なことは出来ません。

「鳥獣保護法」というのがそれです。

ひと言で言えば、鳥獣を殺傷したり、捕まえてはいけない、という法律です。

もし、駆除や捕獲をしたい場合には、役所に行って申請する必要があります。

申請方法は自治体により異なりますが、申請出来る人が限られていたり、駆除の際に立ち会いが必要であったりする場合もあり、結構面倒そうです。

申請が必要でない鳥獣もいくつかいます。

例えば、ネズミは「環境衛生の維持に重大な支障を及ぼす」として、保護の対象外(すなわち、無断で駆除してよい)となっています。

また、ヌートリアやハクビシンなどは狩猟の対象となる動物で、狩猟免許を持っている人であれば、狩猟は可能です。

ハトの場合は、キジバト(羽に茶色がかったきれいな模様があるやつ)、ドバト(灰色っぽく、模様は色々)はダメです。

狩猟免許を持っていなければ、いずれにせよ駆除できません。

なお、これとは別に外来生物法、というのがあり、ヌートリアなどに関しては、生態系に被害を及ぼすため鳥獣保護法は適用されません。

ただし、これも自治体により異なります。

ハトはこちらの法律には該当せず、鳥獣保護の名の下に、ぬくぬくと?生活している訳です。

ちなみに、ハトは「飛ぶネズミ」とも呼ばているらしく、糞には様々な雑菌がいます。

「環境衛生の維持に重大な支障を及ぼす」はずなので駆除してもいい?

・・・というへ理屈は通じるはずもなく、結局はハンディを背負ったまま、被害を防ぐしかないようです。

前置きが長くなりましたが、そういう訳でハトの性質を調べ、被害対策の一助とする目的で、今回取り上げました。

まずは、ハトの前に鳥類一般の特徴について。

鳥というのは、基本的には空を飛ぶ生き物ですから、体や行動が空を飛びやすいように出来ています。

例えば、空を飛ぶためには、体は軽くなければなりません。

そのため、骨は中空であり、口には(重量物である)歯がなく、代わりにくちばしがついています。

水分は、ほとんどとりません。

ちょっと脱線しますが、多くの鳥は水分をほとんどとらないため、尿を出しません。

代わりに、血液中の老廃物は尿酸として糞と一緒に固形分で排出します。

鶏糞が牛糞等と比べてチッソ分を多く含むのは、そのためだそうです。

以降、その2に続きます。 

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2 件のコメント:

  1. キビゴロウさん
    こんばんは!うちの区民農園はあまり鳩は見かけません
    エダマメはポットでバルコニー菜園で栽培してから移植します ラッキーな事に現時点では鳩の害はあまり気になりません

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  2. Heyモーさん、おはようございます。
    鳩にやられないとのこと、何よりです。
    私もエダマメをポットで庭で栽培してから移植しますが、ポットをつついてほじくり返されます。
    田舎の鳩の方が凶暴なのでしょうか?

    返信削除