植物の栽培管理もだいぶ一息つきました。
代わって、間もなく始まるのが、堆肥やボカシ肥づくり。
これらは発酵を利用したものです。
そして発酵といえば、酵素が主役。
という訳で、今回は酵素について調べてみました。
まず、酵素とはタンパク質の一種。
生物が細胞内で作るものです。
生物は体内で栄養物を消化したり、アミノ酸やビタミンを合成したり、と色々な反応を行っていますが、酵素はその際の反応の触媒となる物質です。
ついでに、触媒について述べると、これは自分自身が反応の前後で変化せずに、他の特定の物質の反応を早めるものです。
例として、酵素入り石けんというものについて説明してみます。
石けんの主成分は界面活性剤というものからなります。
これは、衣服についたよごれにくっついて、衣服からよごれを引き離してきれいにします。
従って、汚れが多ければ、それにくっつくためのたくさんの界面活性剤が必要となります。
これに対し、触媒である酵素は、自分では変質せずに汚れの成分を分解させます。
よごれにくっついたり、一緒に分解したりする訳ではありません。
従って、原理的にはごくわずかの酵素があるだけで、次から次へと汚れを落としてくれます。
それに、重要な点は反応を早くする働きがあることです。
色んな条件にもよりますが、酵素が反応を進める早さは、
酵素のない場合に比べて、1000万分の1くらいにもなると言われています。
以上を踏まえて、酵素の特徴について述べます。
以下、その2に続きます。
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