2012年12月1日土曜日

酵素 その1

 植物の栽培管理もだいぶ一息つきました。

 代わって、間もなく始まるのが、堆肥やボカシ肥づくり。

 これらは発酵を利用したものです。

 そして発酵といえば、酵素が主役。

 という訳で、今回は酵素について調べてみました。

 まず、酵素とはタンパク質の一種。

 生物が細胞内で作るものです。

 生物は体内で栄養物を消化したり、アミノ酸やビタミンを合成したり、と色々な反応を行っていますが、酵素はその際の反応の触媒となる物質です。

 ついでに、触媒について述べると、これは自分自身が反応の前後で変化せずに、他の特定の物質の反応を早めるものです。

 例として、酵素入り石けんというものについて説明してみます。

 石けんの主成分は界面活性剤というものからなります。

 これは、衣服についたよごれにくっついて、衣服からよごれを引き離してきれいにします。

 従って、汚れが多ければ、それにくっつくためのたくさんの界面活性剤が必要となります。

 これに対し、触媒である酵素は、自分では変質せずに汚れの成分を分解させます。

 よごれにくっついたり、一緒に分解したりする訳ではありません。

 従って、原理的にはごくわずかの酵素があるだけで、次から次へと汚れを落としてくれます。

 それに、重要な点は反応を早くする働きがあることです。

 色んな条件にもよりますが、酵素が反応を進める早さは、
酵素のない場合に比べて、1000万分の1くらいにもなると言われています。

 以上を踏まえて、酵素の特徴について述べます。

以下、その2に続きます。

※クリック希望

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 半農生活へ人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿