2013年6月4日火曜日
キャッチコピー
農産物や加工品に限らず、あらゆる販売品にキャッチコピーはつきものです。
農産物でも、産直市やインターネット販売など、消費者に直接飯場する場合はキャッチコピーは重要です。
そこで、今回はこれについて。
まずキャッチコピーとは、何でしょうか?
キャッチがつかむ、コピーが宣伝文句、つまり宣伝のための掴み文句。
では何を掴むか?
それは、お客様の心です。
すなわち、お客様の感情を動かす。
論理的に合理性を主張するのではありません。感情です。
人は感情で行動し、論理でその行動を正当化するのです。
ということで、キャッチコピーの例を二つほど。
例1 「このオクラは、毎年自家採取した在来種を使用しています」
例2 (子どもの書いたウサギの絵の吹き出しに)「おばあちゃん、うさ、オクラ好き。買って!」
これらの例を見ながら、教科書的にキャッチコピーで何を伝えるかを書くと、次の4点に分類されます。
a ベネフィット
「おいしい」とか、「健康にいい」とかいった、お客さんのメリットを主張
b 興味性
「あの芸能人が・・・」とか、「人気の」とかいった、興味をひくフレーズ
c ニュース性
「今が旬の」とか、「本邦初上陸」といった新しさを主張
d ターゲット
「低血圧でお悩みの貴女へ」とか、「ダイエットしたい人必見」といった売りたい人への呼びかけ
何を伝えるにしても、お客さんの目線に立って、お客さんにとって魅力的に写るようにアピールすることが大切です。
これらを踏まえて、上の二つのキャッチコピーを再確認してみましょう。
実は恥ずかしながら、どちらも私が直売所に出すオクラ
の袋に書いたものです。
例1は、b興味性を狙いました。
が、結果はさっぱり。
私の出す直売所のお客さんには、全く興味なかったようです。
(私の出す直売所がたまたま、そうだった、というだけで、自家採取はアピールポイントにならない、という訳ではありません。
自家採取、ということで売れた例も勿論あります。念のため。)
例2は、d ターゲットの変形版、小学低学年の孫を持つ女性にアピールしてみました。
結果は、まあまあ。
何も書かないか、自家採取種などと書くよりは良かったです。
これらの例のようにいくつか書いてみて、比較テストしてみましょう。
商売は、何事もテストです。
「いいのを書こう」とか思って考えすぎないで、とにかく思いつくままにやってみましょう。
p.s. 私のキャッチコピーを見て「ヘタクソだな」と思ったあなた
いいのがあったら、教えて下さい!
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はじめまして。イラストに目がとまりやってきました^^商品、イラストを見てわかる『オクラ』の言葉は不要かな。ブログランキングボタンを強調するほどボタンを押してもれなくなる、と同じで『買って』と言われるとなぜか『買いたくなくなる』。私なら→ウサ子ねばねば大~~好き
返信削除『買って』の所は『うんまっ(美味しい)』にかえます。馬のイラストをお子さんに書いてもらって『○○農園の ねばねば食ったらウマかった~』なんて言ううのもありですかね。私、素人ですのでご参考までに。
自家採取種と言う言葉初めて知りました!個人的に産直で目に止まるのは『採りたて、減農、無農薬、有機、国産』の言葉。若いママガターゲットならオーガニックとか。逆にありきたりな『新鮮』には無反応です。あと効能などダラダラ書くのも…。でも、自家採取種は私すごく気に入りました。じゃよそのは輸入種なわけ?ってね。ただストレートに『自家採集種』はいただけません。例えば『種まで国産うまうまオクラ』とか。種、国産、オクラの部分は文字サイズ色など変化を付けてもいいかと。あ、私朝から何者ですか?って感じですね^^;愛媛人で父がJA関係者だったのでつい応援のつもりで。主婦目線の意見ご参考までに!
返信削除raho1831さん、おはようございます。
返信削除「買って」と書くと買いたくなくなるのですね(笑)
気付きませんでしたが、確かにそんな気もします。
> ウサ子ねばねば大~~好き
ふーむ、なるほど・・・
ありがとうございます!
自家採取の反対は、購入種です。
最近の市販の種は、放射線を当てて育種したり、雄性不稔という欠陥のある種から育種したりと、ちょっと病的に感じられるものが多いので、そんなのではない、ということを言いたかったのですが・・・
伝わらないですね(苦笑)
こっちの方はちょっと難しそうなので、ウサ子ちゃんの方でいきます。
ありがとうございました!
おはようございます。
返信削除自家採取種の意味わかりました^^;
勉強になりました。
お野菜たくさん売れるといいですね!