2013年3月29日金曜日

セイタカアワタチソウの根


 ずいぶん暖かくなってきましたね。

 農作業も少しずつ増えています。

 雑草も生えてきたので、最近は草取りをぼつぼつ始めたところです。

 アスパラガスなど多年生の野菜を植えているところは、耕耘機も除草剤も使えないので、結構雑草が生えてきます。

 そこで、せっせと手取りしました。

 上手くすると、40センチくらいの長さのセイタカアワタチソウの根が取れたりして、気持ちいいものです。

 この、長々と伸びた根をみていると、また下らないことを思いつきました。

 Jカーブというのはご存知でしょうか?

 人体に有害なものでも、微量に摂取すれば逆に健康によい働きが生じる現象です。

 例としては、お酒が有名です。

 お酒を飲み過ぎると死亡率が高まりますが、適量であれば、かえって死亡率は低くなります。

 横軸にアルコール摂取量、縦軸に死亡率をとると、グラフがJの字のように一旦下がってから上昇することからこう呼びます。

 で、セイタカアワダチソウですが、これは根からアレロパシー物質を出すことが知られています。

 アレロパシーは以前にも取り上げましたね。

 セイタカアワダチソウの場合は、根から他の植物が生長するのを抑える成分を分泌します。

 セイタカアワタチソウ自身でさえも、繁殖しすぎると自分の出した物質で、生育できなくなってくるくらいです。

 ですが、このJカーブが植物にも成り立つのであれば、セイタカアワダチソウのアレロパシー物質もごくわずかなら成長促進するのでは?

 ということで、早速やってみました。

 根を切り刻んで、土とまぜ、ポットに入れて野菜(コマツナ)の種を蒔いてみました。

 結果がどうなるかはお楽しみ(なのは自分だけ?)

 面白い結果であれば、またご報告しますね。

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