2010年4月7日水曜日

アブラムシ、その2

前回(アブラムシ、その1)からの続きでアブラムシの特徴について述べます。

アブラムシは繁殖力旺盛です。

ビニールハウス等の環境のよいところでは、一ヶ月で千倍以上も増える場合があります。

単性生殖(交尾せずに増える、胎生)と両性生殖(交尾して生殖、卵生)の両方で増えます。

気温の低い時は単性生殖します。

一つの場所に固まってほとんど動きません。

単性生殖したアブラムシは羽はありません。

数が増えてびっしりとついて、暖かくなってくると両性生殖により増えます。

両性生殖したアブラムシは羽を持っており、別の植物に飛んでいきます。

単性生殖によって生まれたアブラムシと両性生殖によって生まれたアブラムシは羽の有無でかなり見た印象が違います。

ちょうど、シェイミ(ポケモン)のフォルムチェンジのようです。

ただし、シェイミは1個体で自身がフォルムチェンジするのに対して、アブラムシは子孫がフォルムチェンジする点が違います。

冬になると、寄生する植物の影で越冬し、春になると再び活動
します。

植物にチッソ肥料を与えすぎると出てくることが多いです。

アブラムシは黄色い色が好きで、キラキラと光るものが苦手です。

天敵はテントウムシ、アブラバチ、クサカゲロウの幼虫です。

テントウムシやクサカゲロウの幼虫はアブラムシを捕食します。

アブラバチはアブラムシに卵を産みつけ、ふ化した幼虫がアブラムシを食べます。

さらりと書きましたが、想像するとおぞましいですね。

参考にした資料
日立システムアンドサービス 世界大百科事典
植物防疫講座 第三版 害虫・有害動物編 日本植物防疫協会


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