私が直売所に出荷をはじめて、2年が経過しました。
今回は直売所で販売する際のちょっとした小ネタを。
直売所で販売する際の一番の問題点は、値段です。
採算度外視の投げ売りをする人が多いです。
ナスやキュウリといったメジャーな野菜では、多くの出品者が競合する上、売れ残りを出したくないという心理からか、嫌になるくらい値段を下げる人がいます。
皆様は真似しないでくださいね。
直売所に買い物にくる人は、値段が安いことが目当てではなく、市場に流通している作物にない価値を求めているためです。
すなわち、顔の見える関係とか、安全性とかです。
ですから、値段以外も価値で勝負したいものです。
安くても、せめてスーパーの同等品の販売額の8かけくらいまでにしておきたいですね。
それはさておき、メジャーな野菜は競合が多いからといって、マイナーな野菜を作っても、これはこれでやはり売れません。
従って、売上を増やすために、いろんな方法が提案されています。
例えば、メジャーな野菜でも、品種の違う珍しいものを育てるとか、早出し、遅出しするとか。
これらの前に、ここではまずは出品状況をリサーチして栽培品目を選定することをおススメします。
自分の出している直売所では、どんな野菜が多くて、どんな野菜が少ないか?
また、近所のスーパーにはどんな野菜がおいてあるか、調べてみましょう。
直売所では売っていないけれども、近所のスーパーでは必ず置いてある、といった品物を見つけられればベストです。
私の場合、そうして調べてみると、サニーレタスがこれに該当しました。
作るのも簡単です。
そこで試しに作ってみたところ、非常に売れ行きがよく、収益の柱のうちの一つになりました。
ただし、これでメデタシメデダシ、と言う訳にはいきません。
1シーズン目は良かったのですが、次のシーズンにはすぐに競合が出てきて、値段が急激に下がってしまいました。
作るのが簡単なのものは、やはり真似されやすいようです。
では、作るのが簡単でも真似されにくいものはないか?
・・・と考えた時に思いついたのがアスパラです。
栽培を始めてから収穫までにとても時間がかかるので、参入障壁となっているようです。
たまたま私はアスパラを作っていたので、出品して見ると、よく売れました。
そして、これについては、今のところ競合もそんなに増えていません。
ただし、自給用で少ししか作っていなかったので量が出せませんでした。
従って、シーズンごとに株分けで少しずつ増やしているところです。
以上、こんな風に何が売れるか考えながら作ってみるのも楽しいものです。
ご参考になれば。
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