麦マルチとは、カボチャやスイカ等のつる性の野菜を栽培する際に敷き藁の代わりに麦を育てる技術です。
カボチャやスイカ等のウリ科の植物は、つるを這わせるために広い面積が必要です。
そうすると、必然的に草取りや、つるをからませるための敷き藁の労力がかかります。
これらの手間を省くために麦マルチが使われます。
麦は普通、秋に種を蒔いて越冬させて収穫しますが、春に蒔くと夏の暑さで出穂せずに枯れます。
これを座止といいます。
麦マルチではこれを逆に利用します。
春に蒔いて、他の雑草が生えるのが防ぎ、ツルが伸びる頃には枯れて敷き藁代わりになります。
また、麦にはアーバスキュラー菌根菌という菌が根に共生するすることが知られています。
この菌は、土の中で固定されて植物に利用できなくなったリンを吸収できる形に変える性質があります。
リンが固定されやすい、火山灰土のような土壌では、このような方法でリンを供給するのも有効です。
ただし他の施肥設計が難しくなりますが。
この麦マルチ、実は私も去年やろうとして失敗しました。
種まきを三月半ばにしたのですが、麦よりも他の雑草が先に生育し、うまく育ちませんでした。
今年は4月初め〜中頃に播き種しようと思っています。
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