昨日の投稿や、前の投稿で参考に読んだ本「土のはたらき (エコロジカル・ライフ)」ですが、色々と面白い話が満載で勉強になりました。
その中の一つに、最近よく話題になる食料自給率の話も載っていて、私も啓蒙されました。
これまで私は、食料自給率の問題については軽視していました。
食の安全保障を気にするなら、まずは石油だろうと思っていました。
石油がなければ、作物の肥料や農薬を作れないし運んでも来られない、トラクターもコンバインも動かないし、例え収穫物があっても都会まで運べない、という理屈です。
でも、この本では食料自給率問題の違った一面を指摘されていました。
食料自給率40%ということは、60%の食料を輸入していることになります。
これは、その分の人糞や家畜糞を輸入しているのと同じです。
また、自給している40%も多量の化学肥料を輸入に頼っています。
これらは結果として余剰なチッソ成分となり、地下水を汚染して海に赤潮を発生させます。
これを解決するには、食料自給率を高めるとともにチッソ等の肥料成分を国内で循環させる必要があるということです。
このような観点の話は新鮮で、なるほどと思いました。
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