2013年3月26日火曜日

炭、その2

炭の話しの続きです。

炭の特徴として、ミネラル分があること、保温効果があることなどを前回書きました。

これら以外にもっとも大きな特徴は、小さな穴(細孔)があいていること。

この細孔には色んな働きがあります。

例えば水分を吸ったり吐いたりすること。

これは、周囲の湿度が高い時には、水分を吸って過湿を防ぎ、湿度が低い時には吐いて、乾燥し過ぎの状態を抑えます。

他にも、残留した農薬や化学物質等の有害物を吸着して無害にします。

余談ながら、PM2.5が木炭で吸着されないかと思って期待していたのですが、調べてみるとちょっと無理のようです。

PM2.5が大きすぎ、木炭の細孔が小さすぎて入りません。

最後の特徴としては、微生物の住処の確保です。

炭が微生物の繁殖する住処となります。

特に重要なのがアーバスキュラー菌根菌です。

これは、植物の根に入り込んで共生し、土壌中のリンを吸収しやすくしてくれます。

その他、主にアルカリ性に強い細菌や放線菌などが繁殖しやすくなります。

以上が、炭の主な効果ですが、本を読んでいると、注意点が一つだけあげられていました。

堆肥と一緒に撒くときは、完熟堆肥を使い、炭は微量に留めた方がよいそうです。

炭を多量にしたり、未熟〜中熟堆肥を使うと、微生物が増殖しすぎて、根を痛めることがあるそうです。

・・と書いてあったのですが、 これは未熟堆肥や米ぬかでも同じことなので、しっかりとなじませる期間をとれば、問題ないような気もします。

(ちなみに、記載されていた本は、及川紀久雄 石原茂久著 究極の「炭」健康法 マキノ出版です。

農業に関する話は少ししか載っていません。)


以上、私はまだ使ったことはありませんが、こうして調べて見ると、一度試してみたくなりました。

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2 件のコメント:

  1. 初めまして東京で酪農・野菜・植木を行っている者です
    毎回理論的な説明、とても勉強になります
    私も消防団に入っています
    体に気を付け、お互い頑張りましょう
    では、また!

    返信削除
  2. ピコさん、おはようございます。

    酪農されているんですね。

    東京にも牛がいるとは知りませんでした!

    私も消防団に入っていますが、最近忙しすぎてちょっとさぼり気味です^^;

    お互い、頑張りましょう!!

    返信削除