
(注 写真はカピバラさんでありヌートリアではありません)
農業は、有害生物との果てしなき戦いです。
よく自然と人間との共生などと言いますが、農業においては自分が農作物を
食べるために、他の生物を殺したり追っ払ったりします。
エゴイズムの極致です。
有害生物には、微生物、虫、鳥、獣などさまざまいます。雑草もいます。
虫や雑草等は平気で駆除しますが、獣については愛嬌を感じることも
あります。
そのため、少しぐらいの被害だと笑って許してしまいそうになります。
一般に農業における害獣といえば、猪、猿、鹿あたりを思い浮かべると
思います
私の住む地域は平坦な開けた土地で街にも近く、これらの生物はいません。
かわりにいるのが野良犬、野良猫、そしてヌートリア。
このヌートリア、東日本の人はあまりなじみがないかもしれません。
ウィキペディアを参照すると
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/ヌートリア
一言で言えば大きなネズミのようなものです。
私が最初にヌートリアの被害にあったのは、ある夏の早朝でした。
収穫間近のカボチャが半分、のみで削りとられたようになっていました。
話には聞いていたので、すぐにヌートリアとわかりました。
畑の横に用水路があるので、よく見てみると黒い影が浮かんでいました。
その時は、被害が一個だけだったので、ちょっと苦笑いしておしまいに
しました。
まあ、ご愛嬌か、と。
でもそれば引き続いて起こる、悲劇の序章に過ぎませんでした。
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