2009年8月16日日曜日

不耕起栽培

不耕起栽培による野菜づくりを行っています。

不耕起栽培にした一番の理由は、雨の後に畑がぬかるむからです。

私が畑づくりしている場所は、もともと水田だったところです。

雨が降るとぐちゃぐちゃになります。

そして、ちょっと降水量が多いと何日も乾きません。

歩くだけで苦労します。

一度ちょっと失敗したことがあります。

冬の雨の翌日に畑に入り作業しようとしたところ、長靴が泥で抜けなくなり、バランスを崩して足を泥だらけにしてしまいました。

家に帰ったときの、妻と子供からの冷たい視線が私の足をさらに凍えさせました。

ということで、雨の後は何日も農作業ができません。

週末に雨が降ると、貴重な休日の作業時間が全てパアになります。

サラリーマン兼業の身としては、この時間ロスは痛いです。

そこで何とかならないものか、といろいろ調べていくうちに、不耕起栽培に行き当たりました。

不耕起栽培とは、文字通り、土を耕さない農法です。

耕耘すると、雨で土と水が混ざり合ってぬかるんでしまいますが、

不耕起栽培では土の中に雑草や前の作物の根が残っているので土壌が流れません。

不耕起栽培にしてから1シーズン超すと、土が明らかに変わりました。

以前は雨水は土がとけて泥水になりましたが、不耕起にしてからは雨水が澄んだまま排水溝に流れていきます。

今では多少の雨くらいであれば、問題なく作業できます。

畝間の土も固まっているので普通に歩けます。

ただし、先月の大雨のように、浸水してしまってはどうにもなりませんが。

なおこの他に、不耕起栽培のメリット、デメリットについて私が実感しているところを述べると、

(メリット)
1.土が乾きにくいので水やりの手間が省ける
2.意外と草が生えにくい。耕すと土の奥に埋もれている雑草の種が発芽するようです。

(デメリット)
1.土が固いので、種まきや、植え付け作業に時間がかかる
・・・不耕起栽培用の種まき機もあるようですが、持っていません。    定植作業では植穴を掘るのが手間がかかります。
2.周りの土が固いので、初期の生育が遅い
・・・これで、いくつかの作物は枯らしてしまいました。
3.根菜は不適
・・・栽培法を究めた人ならできるのかもしれませんが、私には無理なので、根菜類は耕して作ります。
4.栽培方法が必ずしも確立されておらず、手探りしながらの栽培となる。
・・・さしあたりの私の教科書は、
家庭菜園の不耕起栽培―「根穴」と微生物を生かす (コツのコツシリーズ)
に従って、作業しています。

不耕起栽培について分かりやすく解説してあります。筆者は元農業普及員らしく、色々と面白い実験も行っており、興味深く読めます。

ただし、どうしても総論的な内容が多く、少数の品目を除いては深く突っ込んで書かれてはいません。

デメリットの方ばかりたくさん書いてしまいましたが、私自身は不耕起栽培にするメリットの方をより多く感じています。

私と同じような状況の方は、一度試してみられてはいかがでしょうか?

また、プロの方のご意見を伺えれば、とてもうれしいです。

参考にした本



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